地域建設会社がなぜ良いのか

今、地域密着型の地域建設会社が見直されています。雑誌には「優良建設会社をどうやって探すか」「良い建設会社・悪い建設会社の見分け方」などの記事がよく掲載されています。まるでフリーマーケットで、掘り出し物を探し出すように、自分達にあった業者を見つけ出したいと誰もが考えています。

なぜ、地域建設会社が見直されてきているのでしょうか。それは、大手ハウスメーカーの考える家づくりと、家を建てようと思う人達の考え方に大きなギャップができているからです。つまり大手ハウスメーカーの家は非常に高いのです。展示場で営業マンと予算の話をしたら、急に態度が変わり「後は自由に見て行ってください」と言われたり、「その金額では当社では無理ですね」または「近くに○○ホームがありますから、そちらで相談されたらいかがでしょうか」と言われてしまうこともあるでしょう。

大手ハウスメーカーの営業マンは「難しい人」と「お金が(潤沢に)無い人」は相手にしないのです。
そこへいくと、地域建設会社はどんなお客さんでも大切にします。至れり尽くせりとまではいきませんが、きちんと相談にのってくれることでしょう。

もともと地域建設会社はその名の通り地域密着型の仕事をしているので、お客様に対しては親身になってくれます。しかし、営業マンとしての訓練や、接客方法は勉強不足で、泥臭いところがあります。ですから、大手ハウスメーカーの営業マンと比べると、少し劣るように感じるかもしれません。
しかし、いいところも多くあります。それは、トラブルがあると、すぐに駆けつけてくれることです。
地域建設会社は仕事を請ける時、自分でアフターメンテナンスがきちんとできる範囲でなければ請け負いません。なぜならすぐに駆けつけられないからです。

主治医のように一生の付き合いを願っているので、丁寧なメンテナンスが期待できます。また「近い」ということがコストを抑える利点でもあります。

 

超簡単!信用できる地域建設会社の見分け方

信頼できる業者かどうか判断するためには、実際にその会社が建てた家や工事現場を見るのが一番です。それも工事現場の場合なら突然に行くことです。突然見学に行っても、気持ちよく対応してくれたり、現場がきれいに整頓されているかがポイントになります。
(工事現場はヘルメット着用であり、必ず事前に相談して下さい)

整理整頓がなされている会社では、お客様から預かった資材だということを良く知っています。一本の木でも大切にしていますし、ゴミの分別も徹底され「ゴミも資源のうち」という認識がなされています。

また、住宅の性能や品質、さらに完成後のメンテナンスの重要性を認識している業者は、そうした施主の気持ちを先取りしています。すでに入居者のいる住宅の見学会などを開催し、積極的に自社の住宅性能や実績をアピールしているのです。
(見学出来ない住宅もありますが)

広告で「おかげさまで○○棟達成」と大きく宣伝している会社があります。「私の会社はこれだけ実績があるのだ」と自慢しています。しかし家というものは、数を売っていればいいというものでもありません。あなた個人にとっては、何百棟・何千棟と、その会社が建てていようと関係ありません。大切なのは、その何百棟・何千棟の住宅の中でどのくらいの人が満足しているかです。

そして、クレームはどのくらいあるのか、そのクレームは全て解消されているのか。

これは大事な事なのです。そのことをきちんと説明できる会社は本物です。

次回はコンクリート住宅についてお伝えします。

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