家づくりが成功する秘訣は見学会にある

あなたが家を建てようと決断したらまず、木造なのか、ツーバイフォーなのか、鉄骨なのか、鉄筋コンクリートなのか工法を決めなければなりません。それには各会社の現場見学会で、自分の望んでいる家はどの工法なのかを肌で感じ取ることです。

しかし、住宅メーカーやツーバーフォー業者は、建築中の見学会をあまりやりません。やはり貧弱な印象を受けるからでしょうか。コンクリート住宅は躯体が命ですから、建築中の現場を自信を持ってみせます。
コンクリート住宅の見学会へ行くと、本当にシェルターの中にいる感覚を受けます。火災、災害にも強く防犯にも優れているのはここからきているのです。想像してみてください。隣が火事の時、地震の時、急ぐ必要はありません。木や鉄等の家とどちらが安心でしょう。

また、ツーバイフォー工法は細い材木をベニヤで張り合わせて作っていきます。ひどい現場では雨の日、建築中の現場をみかけるとベニヤがびしょ濡れになっていて、ベニヤの接着剤は大丈夫だろうかと心配になる事があります。また、NHKでも報道された「シックハウス」で問題になったホルムアルデヒドは、ベニヤ板から多く放出されるのです。最近では、ホルムアルデヒドの問題はかなり多くの人に知られた為、以前よりはマシになっていると思いますが、それでも全ての企業において充分な対策が取られているかはまだ疑問が残ります。しっかりした換気計画が必要だと思います。

 

現場見学会を行わない業者を信用するのは禁物です。

あなたは結婚する前に奥さん、あるいはご主人の素顔を見ないで結婚を決めたでしょうか。

現場見学会は、家の素顔を見る機会なのです。見学会を頻繁に行っている会社は信用できます。見せられるということは、自社の仕事に自信を持っているということだからです。現場は第二のモデルハウスと言います。現場を見せないで契約しようとしている業者は要注意です。

車でも、ディーラーで試乗をするのです。三千円の服を買う時でさえ似合うかどうかあててみるはずです。私は1000円のポロシャツを買うのに、試着する人を知っています。たとえ店員さんがいやな顔をしようとも、自分でお金を払うのですから、納得のいくまでチェックするのは当然です。家づくりで失敗しないポイントも全く同じです。しかも、千円のポロシャツではなく、何千万円以上の「一世一代の買い物」をするのですから。

家づくりで失敗しない最大のポイントは、見学会に参加するか、しないかなのです。「どうせ見ても変わらんよ」と思う方は、後悔先にたたずのことわざ通りになってしまいます。必ず自分が希望する家と同程度の家を見せてもらってください。そこまでやってくれる業者は本物に違いありません。

見学会に参加する意味は他にもあります。何度も見学会に来ている人に対しては、業者も「あのお客は研究しているぞ」と最初から気を引き締めてかかります。私の経験からいうと、何も検討しないで「お任せするから」というお客様に限って後でトラブルが多いのです。なぜなら表面しか見ていないので、できたものに対して思っていたものと違うということが起きるからです。行きつけのレストランではないのですから、「お任せ」とか「いつものやつ」とか言わないで、自分自身が納得のいくまで見学し、質問をして下さい。

見学する時に大切なことは、質問することです。どんなにつまらないと思うことでも、知ったかぶりをしないで聞いて下さい。もし、その質問に担当者が答えられなかったら要注意です。

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