こんにちは。水上建設広報です。
今回は、お客様には知らされないブランド住宅(ハウスメーカー)の価格の仕組みをお伝えします。
皆さんも、テレビを見ているとよく「○○○ホーム~♪」「○○○ハウス~ ♪」
「○○○の家!」と言ったフレーズがコマーシャルから聞こえてくるのをご存知かと思います。
実際、ハウスメーカーの豪華な住宅のコマーシャルがテレビで放送されない日はありません。
世界の住宅産業の中で大手の住宅メーカーが存在する国は我が国だけです。大手某社の住宅直接原価(住宅を造る直接のコスト)は販売価格の35%だそうです。
売値3000万円の住宅の原価は1050万円だと聞いて驚く方も多いのではないでしょうか?大手ハウスメーカーは、住宅の総合展示場に高額な家賃を払って、数多くのセールスマンを配置して、大きくて立派な展示住宅を造っています。
実は、住宅展示場の多くは新聞社が主催しています。そしてハウスメーカーに出店してもらい、家賃をとって運営しています。
場所によっては月々の家賃が何百万もする人気の場所もあるようです。
地元の工務店が出店するケースも多く、出店するだけで多くのコストがかかり、通常の販売価格では採算が合わない為、坪単価で8~10万円位アップして住宅の販売価格を設定しています。
通常45万円の家を造っていた工務店が、総合住宅展示場に入った場合、坪あたり 55万円の価格となるわけです。
大手と違って、商品の魅力やブランド力、コストの削減に成功せず消滅した工務店や、総合住宅展示場から撤退した住宅会社をご存知の方も多いと思います。
総合住宅展示場に出店するとコストがかかるため、ハウスメーカーの中には、お宅の資金計画は大丈夫ですか?と、価格が高いことをウリにしているところもあるようです。
現在、大手ハウスメーカーの住宅が価格に見合う高い材料を使っているのかという話は別にしても、日本の歴史の中で同じような住宅でも価格差を容認する文化、風習を知ることができます。
とある口の悪い人(笑)が、「ハウスメーカーは実際より安い材料を使って見栄えをよくして、素人に高いものを売りつけている」と言っていましたが、価格は別としてデザインには素晴らしいものがあるとは思います。
ハウスメーカーのブランド住宅を購入する事を考えている方は、価格よりはブランド、デザインを気に入って決められる方が多いようです。
逆にいえば、ブランドやデザインにこだわりが無いようであれば、ハウスメーカーの住宅は割高ですから、自分にとって何が大事なのかを見極めて会社を決める事をおすすめします。
次回はフランチャイズの住宅メーカーについてお伝えします。